【振袖姿の立ち振る舞い】お手洗いや車の乗り降りなどのポイント!


振袖を着ているときの立ち居振る舞い!
普段、当たり前に乗り降りしている車やお手洗いに行くときなど思い通りにできない!そんなお声をよく聞きます。
慣れていない振袖だからこその注意事項や着物姿がより美しくなる立ち振る舞いをご紹介。
振袖の着姿はおしとやかに
歩き方などの細かい注意事項もありますが、大前提で「おしとやか」をポイントとして、意識をすると着物美人になれます!
手を上げる
手を振ったり、電車移動のときにつり皮を掴む・タクシーを止めるなど様々シーンで使う振る舞いです。
脇を大きく開くと着崩れを招くので、手を上げたり振ったりするときは脇を絞めることがお約束です。
また、袖口から袖の中が見えないようにするために、手をあげる側の袖口をしっかり押さえて手先だけを動かします。
※手をあげるときのポイント
二の腕や長襦袢が見えないように、袖口を反対側の手で押さえます。
歩き方
しっかりと背筋を伸ばしましょう!顎を引いて、頭のてっぺんから引っ張られるイメージです!
歩幅は小さく、小股で歩きます。
内またで歩くとより品よく見えます。
※歩幅が大きくガニ股で歩くと着崩れの原因になりやすいです!注意をしましょう。
草履を引きずって歩くと、あまり良い印象ではありません。少しつま先立ちのようなイメージですたすたと歩くと、草履の底が擦り減らずきれいな歩き姿になるので、意識してみましょう。
階段の登り方、降り方
左右の振袖のの袖を、まとめて片手で持ちます。手で持つというより、手首にかけると良いです。
(手首に振袖の袖をかけているほうの手で、バックや手すりを持つと良いです)
そして、反対側の手で上前を持ちゆっくりと階段を上がります。
※上前、一番前でひらひらめくれる正面に柄が出ている着物の場所
降りるときは、同じように袖を片手にかけた状態で上前を反対の手で持ち。正面からではなく体を階段に対して斜めの角度から片足ずつゆっくりとおります。
歩幅が小さくなる分上り下りするときに、正面から上がりにくくなります。
座り方
背もたれの椅子の場合、後ろにもたれかかってしまいがちですが、着物の場合は帯があるので、背もたれに寄りかかってしまうと豪華な帯がつぶれてしまいます。
帯がつぶれてしまわないように、浅く腰掛けることが美しく座り方です。
また、振袖の袖(袂たもと)をだき合わせて、膝の上に重ねて置きます。
そのままにしてしまうと、袖が床につき汚れてしまうからです。
特に注意をしましょう!
また、足元は座る際に着物が引っ張られ少し裾があがり、足元が見えてしまいます。少し内股気味にそろえておくことがおすすめです。
手は重ねて、背筋を伸ばすとよりきれいです!
手を重ねたりすることは振袖の前撮りを思い出すのではないでしょうか?
きれいな見え方のために手をそろえるということは鉄板です!
お手洗いの行き方
一番みなさんが心配しているところ点だと思います。
どうやって行ったらいいかわからないから面倒だし、水分控えます!というお声もお客様から耳にしたことがありました。
我慢することありません!注意さえしていただき、手順を覚えれば簡単です!
着物用クリップ
スムーズに振袖を着たままお手洗いにいくときの必需品は【着物用ピンチ】!
私たちが着付けをするときに使用する着物専用のクリップに
なります。
着物のクリップは洗濯ばさみのようなカタチです。
滑り止めがついていて着付けをするときにきれいなカタチや着物同士をはさみずれないようにする役目があり、着付けの際に私たちが使用しています。
※着物専用でないクリップを使用すると、クリップの先がギザギザしているなど着物を傷つける恐れがある。また力が弱く止めが弱いので他のもので代用することはやめましょう。
そのクリップを使用して、お手洗いの行き方をご紹介します。
① 両方の袖を先を両手で合わせます。中央あたりを持つと持ちやすいです。
② ①で持っていた袖の中央と振袖の丸み(先)袂を帯と一緒に着物クリップで留めます。袖をコンパクトにシワなくすることがポイントです。
③ 袖の次は裾です。振袖の裾を下から上に一気にまくり上げます。このとき、正面の部分だけでなく後ろ(背中側)も一緒にまくり上げるようにしましょう。
④ ③の裾を②の袖と帯と一緒に着物クリップで留めれば準備完了。この流れで長襦袢も一緒にまくり上げましょう。
お尻まできれいに上がっていないとお手洗いが行きにくいので注意です。また、帯をおへそ下の下側に挟むと着崩れる原因になるのでやらないようにしてください。
着物クリップは、小さいのでかばんの中に入れ持ち運びが便利になっています。
着物クリップを使うことで両手が空くので、成人式や卒業式でお家以外に長時間滞在するときに便利で、持っていれば安心なアイテムです!
当店でも実際に販売をしておりますので、気軽にお申し付けください。
手を洗う
袖に水滴が飛ばないように注意をお願いします!
水滴がついてしまったら、すぐにふき取りましょう。
※ガード加工(撥水加工)がついている振袖のあれば、問題ないですが大量に水をかぶってしまうとよくありせん。
①両袖の裾(まるみ,袂)の脇下側を持ち上げ、帯に着物クリップで留めます。
②勢いよく蛇口をひねると水がはねて振袖を濡らしてしまう危険がある水はので、水は少しだけ出して手を洗うように意識しましょう。
また、手洗い場が濡れている場合もあるので、洗面台に体を近づけるときも注意しましょうね。
※手を洗う時のポイント
洗面台近くに手をふくところがない場合は、ハンカチを顎の下に挟んでから手を洗いましょう。
車の乗り降り
振袖着用時はタクシーや親御様のお車での送り迎えなどで車の乗り降りが多いです。
乗車時に着崩れしないように注意しましょう。
① 左右の袖をきれいにそろえ、袖の真ん中より少し下を右手で持ちます。
② 振袖の上前(一番柄がきれいな正面外側の振袖)と右手で合わせたきれいに重ね合わせます。
③座席にお尻から座り、足をそろえて浮かせ、お尻を軸にして体を回転させて乗り込みます。降りるときは回転して足から降ろして立ちます。
乗車時に高さのある車だと、③の座席にお尻から座ることができない場合があります。
その場合は、振袖を上記の階段を登るときのように、片手のひっかけます。反対側の手で上前を掴み足が上がるように少し持ち上げめくります。反対の手の袖をひっかけた手のほうで、車の持ち手を掴みます。
頭上に気を付けながら登り、③のようにお尻を回転させるように乗車します。ヘアーセットをしているので、頭がぶつかってヘアセットが崩れないように注意して登りましょう。
※乗車後、車の中
椅子に座るときと同じように座ります。長時間車での移動であればバックをお尻の後ろに置くと少し楽に座れますので、ぜひ試してみてください。
公共交通機関を利用する場合
電車で移動をされる場合、座席に座ることができればよいですが立った状態のまま移動をせざるを得ない場合もあります。
そのとき、電車の入り口付近に立つと振袖の振りを万が一扉に挟んでしまう場合があります。入り口付近に立つ場合は注意をしましょう!
可能であれば、電車内の奥に入ることをおすすめします。
ファーストステージ四日市店お店情報
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