振袖着用時のトイレの行方【必見！】

振袖着用時に「一番気になること」「重要なこと」

それは、【トイレの行き方】

着崩れたらどうしよう、我慢しないとだめかな・・・

そんな不安を解消！

 

はじめに

慣れない振袖を着用するときに、一番「心配なこと」がトイレの行き方ですよね。

よくお客様のお声で「心配だし不安だから、我慢します！」ことを耳にします。

我慢しなくても大丈夫！着物のままで安心してトイレに行けることを伝授！

 

トイレの行き方の手順

ひとつひとつの順をおって行き方を確認しましょう！

成人式当日や助けてくれる人がいないかもしれない環境でスムーズにできるように事前準備が必要！

 

①袖をまとめます

長い袖（振り）をそのままにしてしまうと、振りが床についてしまい汚れてしまいます。

 

両袖の振りを揃えて長さを揃えます。

あわせたら帯に【きものクリップ】ではさみます！

 

②裾を左右に分けます

着物は上から「振袖」→「長襦袢」→「肌着(裾除け)」という順番に重ねて着ています。

ひとつひとつが自分の左手側が上・右手側が下になるようにかあねてあるので、一枚ずつ軽くめくって前裾を分けていきましょう！

 

 

 

③裾からか腰までめくりあげます

一気にめくりあげてしまうとうまく上がらないことがあります。

上記、②の手順通りに腰くらいまでめくりあげ、袖の振りを止めている帯のきものクリップの位置に裾をたくし上げ、きものクリップで１枚ずつ止めていきましょう。

 

 

 

④着物クリップでとめる

一枚ずつクリップで止めれば、間にシワができません。

また、腰の位置まで上げ損ねた着物がないように「めくれた」かしっかり確認をしてください。

 

※きものクリップは、着物専用のクリップです。

代用品はありません。決して洗濯ばさみなどは使用しないでください。着物に傷がついてしまいます。

 

⑤便器に腰をかけます。

下着をおろして腰を下ろします。

しかしこの時に、背中の帯がフタにぶつかり潰れてしまうことがあります。それを防ぐためにも、通常よりも浅めに腰を掛けることを意識しましょう。

「背中がぶつかるかも」と感じた時は、背筋は伸ばさずに、前方に向かって傾けると改善されます！

 

⑥終了

フタをしめて水を流して、便器から離れてから裾を下ろしましょう。

トイレから出るときは、一枚ずつめくった着物を逆再生のようなイメージで一枚ずつクリップをはずして、元に戻していきます。

 

⑦手を洗う。

裾はトイレの個室から出るときには、元通りですが袖口（振りの袖）は手を洗うまでカタチを崩さずそのままのほうが安心です。

水はねに十分気を付けて手を洗いましょう。

前かがみになりすぎると、洗面台のフチの水が振袖についてしまったりと要注意です！

ハンカチを持ち歩くことをおすすめします！

 

必須アイテム

簡単に上記の内容で説明しましたが、より具体的にご紹介いたします。

 

きものクリップ

着物専用のクリップです。

袖をつまんでまとめたり、裾の落ちが気になる場合に仮止めするなど、様々な部分で活躍してくれる欠かせないアイテムです！

かばんの中には２～３個入れておくと便利です！

 

 

ローライズの下着

ウエストまである下着だと、着つけた時にした紐や帯まで挟まれてしまい、トイレで下ろしにくくなってしまいます。

腰骨あたりで履くローライズやかなり浅いビキニタイプの下着が便利です！

 

大判のハンカチ

トイレに行くときに、頻繁にかがみこむため、顔のファンデーションが襟や胸元につく恐れがあります。

大判のハンカチを三角にして襟に巻くか、あご部分に挟んでおくと、ファンデーションがついてわないように防ぐことができます。

※皮脂汚れやファンデーション汚れは取れにくいので、知っておくとかなり便利！

 

着崩れの直し方

普段着物を着慣れていない方のほうが、ちょっとした動作で着物が崩れてしまいがちです。

大きく着崩れてしまう前に、こまめにトイレで鏡を見ながら直しましょう。

 

衿元が崩れている場合

①左手を自分の被布だ莉川の宮津口（袖の根元の空いている部分）に入れる。

②振袖の右側(下になっている着物）を宮津口から軽く引っ張り、衿を整える。

③左手で襟の左側を整え、右手かで襟から繋がっているおはしょり部分を軽く引く。

 

 

帯が下がっている場合

①両手を帯の下に入れ、帯を上に強めに持ち上げる。

後ろが落ちている場合には、両手を後ろに回して下から持ち上げる。

 

②帯を両手で上から持ち、元にあった位置に整えなおす。

③帯のゆるみが気になる場合は、帯結びの下部分に小さめのタあおるを挟み、サイズ感を調整する。

 

 

生理がきたらどうしよう

成人式当日や着物をきて出かける際に、生理日が重なってしまう。大丈夫かな

と不安に思わなくても大丈夫！

着物でも、ナプキンやタンポンを付けて下着は履けます！

しっかり対処を行えば着物を汚すことはありません！

 

①ローライズ生理用ショーツ

上げ下げがラクなのでトイレがしやすくなります。

 

②ローライズのガードル・スパッツ

ショーツの上から履くことで、ナプキンのズレを防ぎます。

 

③夜用のロングナプキンと長時間用のタンポン

タンポンとナプキンを組み合わせて使うと、なかなかトイレにいけないときも安心です、

量が多い時は両方を使うことをおすすめします。

しかし、タンポンになれていない方は、ナプキンのみでも良いですが変更頻度が多いほうが安心です。

 

豆知識と注意事項

万が一、生理が急にきてしまい備えが間に合わなかった！や準備したけど漏れてしまった！など何が起きるかわかりません。

肌着や長襦袢、着物を汚してしまった場合は、「こすらず」そのままの状態ですぐに店頭へ届けてください。

メーカーにしみ抜きの依頼を急いで行います。

ご自身で拭いてしまうと状況によっては「取れないシミの原因」になってしまう可能性もあります。

 

まとめ

振袖でトイレに行き方、難しそうだなと感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか？

知っておけば便利の手順です。

意外と一度やってみたら簡単です！

 

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