最近は成人式に行かないという方や振袖ではなくスーツを着られて出席される方も増えています。
そもそも「成人式って何のためにしてるの？」と疑問に感じている方も少なからずいるのではないでしょうか。
本日は成人式の成り立ちとどういう意味があるのか、また最近の成人式はどんな風になっているのかをご紹介していきます！
今の成人式の形になったきっかけ
今の成人式の形になったのは青年祭がきっかけ？
日本に限った話ではないですが古くから、お宮参りや百日祝い、七五三など、一定の年齢になるとお祝いする習慣がありますが、昔の成人式にあたるのが元服です。
現在のような成人式は、第２次世界大戦後の１９４６年１１月２２日に埼玉県北足立郡蕨市（旧 蕨町）で行われた「青年祭」がルーツだという定説があります。
第２次世界大戦に敗戦した暗く重苦しい雰囲気を明るくするために当時の青年団長が主催者となり青年祭を企画し、青年祭のプログラムの1つとして「成人式」が行われたそうです。
ちなみに、成人式発祥の地として埼玉県蕨市には石碑があります。
埼玉県に行かれることがあれば探してみてください。
成人式はいつ？
この青年祭で行われた成人式が成人のお祭りとして広く全国に普及し、１９４８年には国民祝日法で
『大人になったことを自覚し、自ら生き抜こうとする成人を祝い励ます』という意味を込めて、１月１５日を成人の日としました。
戦後の復興を若者の力で加速させようという思いがあったそうです。
しかし、現在の成人式は１月の第２月曜日です。
いつ変わったのかというと、２０００年にハッピーマンデー法という法律が施行されたことがきっかけで変わりました。
地域によってはお盆やゴールデンウィークなどの人が集まりやすい時期に開催するところもあります。
昔の成人式って？
紀元前２００年前頃から中国で大人の通過儀礼として行われていた「冠礼」が日本に伝わり、奈良時代以降の日本でも成人を表す儀式として元服ができました。
しかし、この元服は今の成人式とは別物でした。
元服と言えば１２～１６歳の男子だけが行う行事でした。
時代が室町時代以降に進んでも５歳から２０歳ぐらいまでと、今のように２０歳とは限定されていませんでした。
そして元服のメインは男子がまげを結い、大人の服装に変えることがメインでした。
女性にはないのかというとそうではありません。
女性の場合は裳着という儀式があり年齢が１２～１６歳の女子が髪を結い、大人の服装へ帰ることを意味します。
いつしか裳着ではなく女性も元服と呼ぶようになりました。
年齢が来たから祝うというわけではなく、米俵を運べると成人など各地で何かをすると成人と認められました。
成人式とは
成人式は成人したことを祝うことが目的です。
基本的には女性は振袖を着て、男性はスーツや袴を着て参加します。
小中の同級生が集まって行われます。
地域主催のため、地域ごとの特色もあります。
有名なところでは千葉県はディズニーランドで行うなど様々です。
また二次会として同窓会が行われるケースも一般的ですので、女性は式では振袖、同窓会ではワンピースなどに着替えて参加されます。
男性は袴かスーツを着て参加されることが多いです。
出なくても全く問題はありません。
ただし、出なかった人で良く耳にするのは「やっぱりあの時行っておけばよかった」です。
実はある調査では３割の方が行っていないか、無回答という結果でした。
様々な事情でいけない方や行ったけど回答していない方も含まれると考えると自主的に行かなかった人は１割にも満たないのではないかと感じています。
なにより、成人式は一生に一度行かなければ２度いけません。
後悔したくないという方はぜひ参加することをお勧めします！
いずれにせよ、迷っているならご両親に１度相談することをお勧めします！
ご両親やおじいちゃん、おばあちゃんも成人式を楽しみにしていると思います。
「もう大人だから自分で決める」と急がずに落ち着いて周りと相談して決めましょう。
袴やブーツ、スニーカーで成人式もあり？
最近成人式の会場でも袴姿の女性を見かけることがあります。
また柄の少ないシンプルな振袖にブーツを合わせるという方も見かけます。
また男性の場合も男性袴にお気に入りのスニーカーを合わせたりするなど個性的な組み合わせも見られます。
成人式と言えば振袖という考えも少しづつ変化しているように感じます。
もし試してみたい組み合わせがあるなら、一度お店のスタッフさんに相談してみるのも良いと思います。
あなたの成人式です。他の誰かが代わりに行ってくれるということはありません。
あなたらしい考えで成人式へ向かいましょう♪
我々お店のスタッフはお嬢様やご子息様が自分の思う形で成人式に臨めるようにお手伝いさせて頂きます。
一生に一回の成人式素敵な思い出にしましょう！
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