【成人式に着る着物】なぜ「振袖」を着るの?


成人式のきものとしてよく耳にする「振袖」という言葉。
でも、「振袖」ってなに?
どうして成人式の着物は「振袖」なの?
そんな疑問に、お答えしていきます!
振袖と成人式の歴史についてお話ししたいと思います!
振袖ってなに?
①振袖のはじまり
振袖の起源は
飛鳥時代
にまでさかのぼります!!!
めちゃくちゃ昔ですよね!
振袖は別の言い方で「振り八つ口」といいます。
「振り」というのは、
着物の袖の下の垂れ下がっている部分です。
「八つ口」とは男女問ず着物の脇下の部分を指し
体の熱がこもりやすいこどものために
その部分が開けられた着物が作られました。
それを若い女性や、元服前の男子が
着用したことが始まりです!
つまり、振袖の始まりは、男子も着用していたんですね。
着物を着る時に、八つ口の空いている部分から
間違えて手を出してしまうこともしばしばありました。
②江戸時代 振袖の発展
この振り八つ口が発展し振袖の原型となったのが江戸時代。
この時代には小袖と呼ばれる着物の形が一般的でしたが
中期になると女性の袂(たもと)が長くなっていきました!
これが振袖のはじまりです。
一般庶民はやや袂の長い着物で
過ごしていましたが、
舞台上で所作を美しく見せるため
さらに袂を長くした着物が
用いられるようになりました。
「袖を振ると愛情を示す」
「袖にすがると哀れみを請う」という意味を持ち
それを未婚の女性たちが
舞踊の真似をし大流行しました!
そのため振袖は未婚女性が着る着物
という習慣ができました!
また日本では古くから、こどもが成人を迎えると
正装を着て身なりを改めるという習慣があります。
例えば元服という男子の成人の儀式や
女子の裳着などがそれにあたります!
衣服を改めて視覚的に
大人になったことを示すことが伝統的に
行われていたという事実が、
振袖が成人の際の正装として扱われるようになったことの
1つの理由といえるでしょう!
③万葉集に見られる振袖の由来
ここでもう一度、時代をさかのぼります。
古来から日本では
厄除けや神を呼び起こすために
空気を揺らすという考えがありました。
これを「魂振り(たまふり)」と言い
現代の日本においても
神社へお参りの際に鈴を鳴らしたり
柏手を打つなどその名残が見られます。
また、誰かと別れる時
「さよなら」と言って手を振るのも
魂振りの一種です。
お見送りの際に手を振るのは
その人の旅の無事を祈る
行為だったのです!
また、万葉集にも
袖を振るというキーワードは
たびたび登場します。
有名なのは天智天皇と大海人皇子との
三角関係になった額田王が
遠くで自分に向けて袖を振る
大海人皇子のことを詠った歌です。
「茜さす 紫野行き 標野行き
野守りみずや 君が袖振る」
大海人皇子が額田王への恋心を
袖を振って伝えているのを見て、
もし天智天皇に見られてしまっては
どうするのかと心配して詠んだ歌です。
袖を振るという行為は異性への告白を
意味するものだったのです。
この風習から
振袖(袖を振るために袖が長い着物)
として形になったのが江戸時代ごろ
といわれています。
未婚女性が振袖を着るのは
厄除けや良縁を呼び込むと
言われていたことに由来します!
そして現代において成人式で袖の長い
振袖を着るようになったのは、
フォーマルの一種としてだけでなく、
これから大人になる女性の
厄払いと良縁を願うためなんです。
④成人式はなぜ始まった??
ではなぜ成人式というイベントが興ったのでしょうか?
起源は戦後間もなくのことです。
一番最初に成人式の原型のイベントを始めたのは
埼玉県の蕨市という街です!
戦後疲れ切った世の中でも
せめてこれから大人になる人たちだけでも
元気にお祝いしようという
市民の思いが発端となったそうです。
「青年会」という名前で始まったこの行事は
とても評判が良くあっという間に
全国に広がっていきました。
その2年後には1948年1月15日が正式に
「成人の日」と決められて
この日に一斉に成人式が
行われるようになりました。
しかし、当時は女性は和装でなく
スーツで出席する人が多かったそうです。
「成人式」になぜ振袖を着る?
成人式には女性のほとんどが振袖を着ていますが、
どうして成人式に振袖を着るようになったかご存知ですか?
「周りが着ているから」
「そういう慣習だから」
確かに皆様着られていますが、着る理由までは知らない方も
いらっしゃるのではないでしょうか?
振袖は未婚女性の第一礼装だから
成人式は、いわゆる晴れの式典という
格式高い、フォーマルな場にあたります。
冠婚葬祭のひとつにもなるので礼装を着用しなくてはなりません。
そして未婚女性が着られる一番格式高い和装が
振袖になるのです。
決して「綺麗だから」というデザイン的な部分だけでなく
マナーとして着るのが推奨されているのです。
振袖に込められている「願い」
また振袖はその名のとおり
袖の長さ=振りが長く、ゆらゆらと振ることから
厄・災いを振る=厄払い
袖を振って、素敵な男性を呼び込む=良縁
という晴れの日にふさわしい縁起のいい着物と
されていますので、ぜひ振袖選びにはこだわってみてくださいね!
振袖は奥が深く調べれば調べるほど
たくさんの説が出てきます!
ぜひ一度振袖選びの為に
振袖のことを調べてみるのも面白いかもしれません。
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