【成人式】振袖の袖が長いのはなぜ? ファーストステージ真美ヶ丘店


振袖は袖の袂(たもと)が長く、「振り」と呼ばれる長い袖が特徴的なお着物です。
でも、振袖の袖はどうしてみんな長いの?
どのぐらいの長さを選ぶのがいいの?
今回はそんな疑問にお答えいたします♪
着物に普段馴染みのない方にとっても、成人式での「振袖」の晴れやかな姿は想像しやすいのではないでしょうか?
振袖の「振り」はどうして長いの?
ご覧のとおり、振袖のお袖はとても長いです。
サイズによりますが、成人式で着用される振袖の袖の長さは約95cm前後。
つまりほぼ1メートルになります。
洋服に慣れ親しんでいると不便な場面も多くなってしまう長さです。
このお袖の長さには、きちんと理由があります。
大きく分けて以下の3つが主な理由とされています♪
①厄を払うため
②良縁を願うため
③未婚・若い女性の証だから
厄を払うため
日本に古くから伝わる「魂振り(たまふり)」という風習に由来します。
この魂振りというのは、ものを揺り動かすことで神様のエネルギーを高めたり、呼び起こしたりするというもの。
これだけを聞くと何のことだろうと思われる方も多いかもしれません。
なじみ深い例で想像していただくと、おみこしを運ぶ様子がよいでしょう。
神様を載せる乗り物なのに、激しく揺さぶられています。
あれも魂振りのひとつで、おみこしを揺さぶることで神様のエネルギーを高めているのです。
ほかにも、神社で鈴を揺さぶって鳴らしたり、神主さんが玉串などを振るのも魂振りのひとつと言われています。
「袖を振る」のも魂振りの一つとして行われてきました。
この仕草で、空気の中に眠る神様を呼び起こし、厄払いに通じるとされていました。
女性の本厄は19歳ということもあり、ゆらゆらと揺れる長い袖が厄を払ってくれます。
そのために袖が長いのです。
良縁を願うため
「袖を振る」動作は神様への呼びかけとされていましたが、異性に想いを伝える仕草としても扱われていました。
「万葉集」などにも恋の歌で袖を振る動作が登場しています。
また、①で登場した「魂振り」により良縁を引き寄せることもできるとされています。
振袖が「未婚女性の着物」と呼ばれるのもこのためです。
既婚の方は引き寄せないよう、短い袖(訪問着など)の着物を着用します。
未婚・若い女性の証だから
実は、江戸時代になるまで、男の子も袖の長い着物を着ており、大人になったら(元服したら)袖を短く留めて着用する風習がありました。
だから、振袖を着ている女性は若い女性という証でもあるのです。
また、②で述べたとおり、振袖は未婚女性の装いなのですが、未婚の女性の着物として振袖が発展したのは江戸時代中期。
関所を通る時、未婚の女性は振袖を着た姿でなければ通れなかったともいわれています。
振袖を着ていれば、ひとめ見ただけで既婚・未婚かを区別できるのです。
振袖の袖が長い理由は他にも諸説あります。
ご興味のある方はぜひ調べてみて下さいね!
成人式で着る振袖の袖の長さって?
~実は袖の長さで種類が違う「振袖」~
1.で袖が長い理由はお分かりいただけたかと思います。
ですが、振袖は袖(振り)の長さによって種類が変わります。
成人式で着られる振袖の長さは「中振袖」と呼ばれ、ふくらはぎぐらいの高さに振りの端が来るものをいいます。
「中振袖」のほか、「大振袖」「小振袖」というものもあります。
「大振袖」は最も格式が高く、婚礼に使われます。
くるぶしぐらいまで振りがあり(約110cm前後)、その長さも特徴の一つですが、袖や裾に綿が入っているのが大きな特徴。
引きずるほどの長さで、華やかさもNo.1です。
「中振袖」は振りがくるぶしぐらいの長さ(約95cm)で、成人式をはじめとした式典などに使われます。
一般に「振袖」と呼ばれるのはこの中振袖です。
「小振袖」は振りが膝ぐらい(約85cm)のものを指します。
「二尺袖」とも呼ばれ、明治~大正時代の女学生が着用していました。
その流れから、卒業式の袴と合わせて着用されることが多い振袖です。
身長に合わせた袖の長さの選び方
ふくらはぎまでの長さが理想的です。
2.でも紹介した通り、成人式で使われるのは「中振袖」。
つまり、着用される方のふくらはぎまでの長さが理想です。
先ほどは「95cm前後」とお伝えしましたが、身長により最適な袖の長さが変わりますので、必ず一度着てみるのが一番。
振袖の専門店などでご相談くださいね。
もちろんファーストステージでもご相談を承っております!
最近ではお母さまの振袖を着る「ママ振」も増えています。
お持ちの振袖の袖丈が長い場合は仕立て直しもできます。
ただし、袖丈が短い場合に伸ばすのは難しいケースが多いので要注意です!
必ず成人式の前にお嬢様も一度お袖を通しておいてください。
ただ、仕立て直しにはお時間がかかります。
成人式直前に「サイズが合わない」となって困らないようになるべく早めに着ておくことが大切です。
ファーストステージでも「ママ振」のご相談も可能です!
コーディネートの変更などもできますのでお気軽にご相談ください!
いかがでしたでしょうか?
今回は振袖の「振り」についてご説明しました!
ただ長いだけじゃなく、振袖のお袖の長さにもいろいろな意味があるんですね♪
成人式はスーツで参加した方の中には後撮りで袴を着て撮影したという方も多いです。
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