着用後の振袖はどうしたらいいの?


やっと秋の気配が深まり着物が気持ちよい季節になりました
この秋前撮り撮影をされる方も多いです。
撮影後、少しそのままお出掛けしてみるのも良いですね
振袖を外から帰ってきて脱いだ後、すぐに畳んで収納していませんか?
どうするのが良いのかを今日はお伝えします。
脱いですぐにすること
①きものハンガーに掛けましょう。
きものや長襦袢などは、湿気やしわを取るためにハンガーに掛けます。
できればハンガーを三本用意できればベスト
きもの・長襦袢・帯をそれぞれかけます
その他、帯揚げ・帯締め・伊達締めも掛けておきましょう。
②汚れがないか順番にチェックしましょう
食べ物のしみや化粧品などがついていた場合、
無理に落とそうとこすったり水拭きは厳禁です。
汚れが広がったり、色落ちしたりしますので、
触らないですぐに着物のクリーニングにお持ちください。
③クリーニングに出しましょう
目立つ汚れがない場合、その着物を半年以上着ないのであれば、
一週間を目安にクリーニングにお持ちください。
クリーニングの方法
ドライクリーニング(着物専用)
ただのクリーニングでは汚れが落ちにくいため、下洗い(前処理)を行います。
きもの全体の軽い油性の汚れに効果があります。
一枚一枚丁寧にネットに入れてドライマシーンで洗浄します。
汗抜き(汗を落とす)
汗専門のメニューです。
汗の成分は99%が水分で、わずかに塩分と尿素を含みます。
着用後は目に見えにくいものなので見逃しがちですが、
放置すると汗の成分が変化してカビの原因となります。
そうならないように高圧蒸気をかけて汗をきれいにします。
クリーニング・汗抜きでキレイにならなかったら
「一回しか着ていないし、そんなに汗もかいていないし、
もう一回着たらクリーニングしようかな・・・」
よく耳にするセリフですが要注意です。
目立つ汚れはなくても、皮脂・汗の汚れは付いているので、
何年か後に着ようと見てみるとしみが出来ていて
慌ててクリーニングに出す、なんてことはよくあります
時間がたった汚れはクリーニングで落ちないないことも・・・
そんな汚れはしみ抜きでキレイにしましょう
実際にクリーニングにお持ち頂いたほとんどのお客様が一回しか着てないのにーと、
ビックリされていました。
ご着用後のお手入れのご案内でしたが参考になりましたでしょうか
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