【成人式の象徴!】「ショール」はなぜつける?保管方法も詳しくご紹介!
成人式と言えば、振袖と、首周りにまく「ふわふわ」!!
このふわふわ、正しくは「ショール」と呼びます。
成人式では、みなさんが身に着けるショール。
ただ、どうしても同じような見た目になってしまうことから、
「つけたくない!」
というお嬢様方もしばしば、いらっしゃいます。
この記事をお読みの方にも、
「そういえば、なんでつけるんだろう?」
とお思いの方も多いのでは。
そんな方のために今回は
そのショールの役割やマナーについて
お話したいと思います
①なんのためにつけるの??
~首周りや肩周りが冷えやすい「振袖」姿をカバーする為の防寒具~
②マナーについて
~「コート」として扱うので室内では外す~
③種類について
~水鳥の羽や、毛皮などさまざま!~
④成人式後の使い道
~種類によっては、和装だけでなく洋装にも~
⑤そもそもなぜつけ始めたの?
~「きものにショール」のはじまりは「明治時代」から~
以上の内容で、
箕面、吹田、豊中、茨木
豊能、高槻など北摂エリアの振袖専門店、
「ファーストステージ箕面店」より、お送りします!
①なんのためにつけるの??
ショールの一番の役割は
「防寒」
成人式は1月の真冬の中行われます
振袖以外の着物、たとえば訪問着などは
和装用のコートというものがありますが
振袖にはそれがありません。
そのため上着の代わりとして
ショールを使用するんですね!
見た目から、「マフラー」に近い役割かと思われがちですが、
作法としては「コート」のように扱われます。
振袖は絹でできており、
比較的暖かい着物とされていますが
それは主に胴の部分のみです!
首元、肩周りに関しては、
握りこぶし1つ分ほど後ろを空けて着付けるのが振袖のきまり。
そのためそこから風が入って、寒くなってしまうんです
↑ ↑ ↑
このように首の後ろをあけて着付けることを
衣紋を抜くといいます。
そのため振袖を着た時に
一番防寒しなくてはいけないのが
「首元」「肩周り」というわけなんです!!
ほとんどの地域が成人式を
1月など寒い時期に行うことが多いです!
そのため、ショールは防寒具として
必要というわけなんですね!
年によっては雪が降るくらい
寒い地域もあります。
②マナーについて
成人式のショールは先ほどお話した通り
上着と同じで防寒具です。
そのため成人式会場など、
屋内でははずすのがマナーです!
また、成人式以外で振袖を
着る場合も同様のことがいえるため
注意しましょう!
③種類について
一言で「ショール」といっても
実は種類があります!
大きく分けると
フェザー(羽毛)ショール
と
ファー(毛皮)ショール
の2種類に分かれます!
フェザーショールとは
水鳥の羽毛が使われたショールのことです。
ふんわりと可愛らしいのが特徴で
成人式のショールといえばこの水鳥!!!!
というくらいTHE王道のものです
一方、ファーショールとは
主に動物の毛皮でできたショールで
ファーストステージで一番人気の商品は
断然フォックス、つまりキツネの毛皮のものです
ファーショールは
フェザーショールに比べて高級感があり、
振袖をより上品に見せることができるのが特徴です!
実際の暖かさもバツグンで、
見た目はもちろん、防寒具としてもすぐれています!
また、カラーバリエーションが充実しているのも
このファーショールの特徴
白だけでなく、ブラウンや、ブラック、クリームなど
色々な色があります!!
他の人より差をつけたいという方は
このファーショールが断然オススメです
④成人式後の使い道
フェザーショールはどちらかと言えば
和装で活躍するショールになります!
一方ファーショールは上品で大人っぽいため
和装だけでなく、ドレスなどの洋装にも使うことができます。
そのため長く使えるのは
フォックスなどが人気なファーショールです
しかし、ショールは「殺生を連想させる」
という理由から結婚式の会場内で着用するのは
避けたほうがよい場合があります
ただ防寒具として使う分には全く問題ありません!
そのため使う場合は受付でクロークに預けるなどして
式の会場には持ちこまないようにしましょうね
⑤保管方法
ではここで大切なファーショールを長く使うための
上手な保管方法の手順もお話します!
ショールの大敵はやはり
・湿気
・日光
・虫食い
です
これを避けるための
お手入れ方法は以下の通りです
1.洋装用のブラシなどで
毛並に沿って優しくブラッシングする
2.風通しの良いところで日陰干しする
3.形がくずれないように丸め不織布に包み
防虫剤や乾燥剤と一緒に箱に入れて保管する
(においのつきにくいものがおすすめです)
これで保管はばっちり
⑤そもそもなぜつけ始めたの?
もともと「ショール」というのは
インドのカシミール地方で着用されていた伝統衣装が
15世紀ごろにヨーロッパに伝わったものです。
鎖国を終えた日本が文明開化を目指した明治時代に
欧米からの文化を取り入れていく中で生まれたのが、
それまでは主流でなかった
「女性用着物の上にもう一枚羽織る」
という文化でした。
それまでは「羽織」も、男性用のものしかありませんでした。
女性用着物として現れた羽織りもののなかで、
防寒具として取り入れられたものの一つが、
欧米から伝来した「ショール」でした。
このように「きもの」に「ショール」を合わせるようになったのは
明治時代が始まりです。
時は流れ、成人式にショールを着用するようになったのは、
1959年の成人式で美智子上皇后がご成婚をされた際に
ミンクのショールを着用されたことがきっかけと言われています。
当時、皇室で初めて自由恋愛から皇后になられた美智子さまは、
日本女性全員の憧れの的でした。
60年以上前のことですが、
今も成人式でみんながショールを
着用されるぐらいに普及していることから、
当時の女性たちがいかに美智子さまに
注目していたかがうかがえますね。
いかかがだったでしょうか?
ショールについて知ると、
「成人式のふわふわ」ことショールを見る目も、
少し変わってきますよね!
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